ぐっときた
朝ドラの一場面、大学助教授の職を辞して教授の部屋を出ようとする主人公に
辞表を受け取った大学教授が和歌の上句を詠む。すると、振り返り下の句を返す場面。
この雪の 消遺る(きえのこる)時に この雪が 消えてしまわないうちに
いざ行(ゆ)かな さぁ 出かけよう
山たちばなの ヤブコウジの実が
実の光(て)るも見む 照り輝くさまも見よう
「さぁ 出かけよう」と、誘いかける明るい句で、素敵なはなむけの言葉でした。
主人公は、心からの「お世話になりました。」のお辞儀を返して去りました。